日本での自転車競技の歴史 : 自転車競技について

日本での自転車競技の歴史

明治19年(1886年)に帝国大学(後の東京大学)の教員たちが運動をする目的で「自転車会」を設立しましたが、これが日本人によって作られたおそらく最初の自転車クラブと言われています。

そして明治31年(1898年)に上野・不忍池で大日本双輪倶楽部が主催した日本人による初の自転車競走会が開かれることになったのです。

当時、自転車はまだ高価なもので、そのため貴族や財閥がスポンサーとなって選手を育成。選手は商社の宣伝用ジャージを着て走り、日当を受け取るというプロレーサーでした。今から100年も前に現在のツール・ド・フランスにそっくりなイベントが日本でも行われていたというわけです。

自転車競技はその後、1934年の日本サイクル競技連盟(後の日本アマチュア自転車競技連盟)の創立によって純粋なアマチュアスポーツとなり、多くのレースが開催されました。さらに第二次世界大戦後は復興の波に乗り、次々と大規模なレースが誕生。しかしこれらは交通状況の悪化とともに次第に縮小化されていきました。

日本自転車競技連盟はその後、国際的なプロとアマ組織の分裂によって、日本プロフェッショナル自転車競技連盟と日本アマチュア自転車競技連盟に分化。前者がプロ部門の国際組織F.I.C.P.に、後者がオリンピックを頂点に持つアマ部門のF.I.A.C.に所属して活動を始めました。そしてプロとアマという垣根が全スポーツ的に取り払われていくなかで、国際組織もU.C.I.に一本化され、日本の2団体も1995年にプロ/アマ統合の組織として今日の日本自転車競技連盟となったわけです。